B'z(ビーズ、1988年-)は、松本孝弘、稲葉浩志の2人で構成される日本のロックユニット。ビーイング傘下のレーベル、VERMILLION RECORDSに所属。
◆概要◆
結成前~デビュー
1987年、音楽制作会社ビーイングに所属し、浜田麻里やTM NETWORKなどのツアーサポートやスタジオ・ミュージシャンとして活躍していた[1]。ギタリストの松本が、自身のバンドデビューを目指し、あるボーカリストとバンドを組む事を音楽雑誌で公表した。しかし、そのボーカリストとデビューする事はなかった。『Go!Go!GUITAR』ヤマハミュージックメディア1987年
1988年、ビーイング社長で音楽プロデューサーでもあった長戸大幸から1本のデモテープを渡される。そのデモテープには学生時代の稲葉が、T・ボーン・ウォーカーの「T-BORN SHUFFLE」、レッド・ツェッペリンの「YOU SHOOK ME」、ビリー・ジョエルの「Honesty」を歌ったものが録音されていた[2]。
1988年5月に「SOUND JOAKER」という小さなスタジオで初顔合わせした二人は、ビートルズの「Let It Be」、「Oh! Darling」の2曲をセッションした。その後、ユニットを結成し「
B'z」としてデビューすることになった[2]。
二人で初セッションした時、機材の故障により結局2曲しかセッションをせずに結成が決まったという逸話もある[2]。2人はデビュー15年以上経った今でも「一緒にやろう!」とはお互い言った事はないと笑いながら話していた。が、93年の『LIVE-GYM '93 "RUN"』の中で、そういえば言っていないなということで、稲葉が「一緒にやろう!」と言った。長戸は「稲葉を何とかしたい、早くデビューさせたい」と
B'z結成の 2、3年前から事あるごとに言い続けていた(
B'z初期のFCスタッフ記事より)。『GB』1990年 ソニーマガジン社
初期の
B'zのプロデューサーは中島正雄である。
B'zがブレイクした後も中島はスーパーバイザーという肩書きで指揮していた。
[編集] 結成後~現在
2007年現在、日本が誇るロックユニットと呼ばれている
B'zだが[3]、初期の作品はギターサウンドを抑え打ち込みを前面に出したTM NETWORKに近いデジタルサウンドであった。元々は、当時人気絶頂期にあったTM NETWORKのビーイング版というコンセプトで結成されたからである。藤井徹貫著「TMN最後の嘘(トリック)」の中で松本は「B'zの初期は、確かに TMの流れを汲んでいた」、「TMから始まったものが今の僕のスタイルの一部にはなっていると思う」、「B'zの初期はテッちゃん(小室哲哉)の影響が大きかった」と語っている。当時、本人達は「デジタルでは絶対に音が作れないギターとボーカルを、デジタルビートと融合させる、というコンセプトで活動している」と発言していた[2]。またデビュー当時はTMNのツアーにくっつける形でキャンペーンを行っていた[1]。松本はライブやレコーディングにTMNのサポートメンバー時代の仲間である阿部薫や久保こーじを招いていたほどであった[4]。
しかし、デビュー作は全く売れずオリコンチャート100位以内にも入らないなど、デビューからしばらくは大苦戦が続いた。ブレイクのきっかけは1989年にリリースしたミニアルバム『BAD COMMUNICATION』である。このミニアルバムに収録された同名の曲が有線で注目され始め、オリコンチャート10位以内には入らなかったものの、163週ランクインすると言うロングヒットを記録。1990年のシングル『BE THERE』で初のトップ10入り、そしてシングル『太陽のKomachi Angel』が初のオリコンチャート1位を記録しブレイクを果たす。
ブレイク以降、次第にロック色を強くしていくこととなる。デジタルビートから、ダンス、生の管楽器や弦楽器を導入したアレンジや、4ピースバンドロックと時代ごとに特徴がある[1]。
◆詳細◆
ユニット名の由来
インタビューでその由来を聞かれた際の回答は冗談めかしたものや、一貫性の無いものが多い。
以下は二人が雑誌などでバンド名の由来を聞かれた際に答えた時の答えである。
* 2005年3月26日放送の『僕らの音楽』出演時に、鳥越俊太郎に名前の由来を質問されたとき、稲葉は「「A~Zのすべてを包括する」という意味で『A'z』としようとした。でも、発音がまずいので、Aの次にあるBを使って『B'z』にした。」と語った。
* 3rdアルバム『BREAK THROUGH』のバンドスコアでは、本人たちのコメントとして「何か記号的、かっこいいものにしたかった」とあり、企業のロゴのように意匠化しやすいイメージで名前をつけた[5]。
* 松本がパーソナリティを務めるTOKYO FM『BEAT ZONE』の中で「蜂の群れ(Beeの複数形)」でB'zだとの発言をした。
* 余談だが、ガッツ石松が『うたばん』の次回予告の告知で、「ビーゼット」と読んでしまった。